BitMEX(ビットメックス)は、仮想通貨FX(ビットコインFX)に最も適した取引所として注目度の高い香港の取引所です。
ビットコインFXのレバレッジが最大100倍、さらに追証不要ということもあり、うまく活用することで少ない資金で大きな利益を出すこともできます。
今回は、はじめてBitMEX(ビットメックス)を使う人に向けてBitMEXの基本的な使い方を全て解説していきます。
完全日本語対応で日本人の利用者も多いので安心して使えるぞ!
金ネコ
目次
BitMEX(ビットメックス)登録方法
BitMEXの登録がまだの人は、まずは登録をしておきましょう。
BitMEXはメールアドレスだけで簡単に登録できます。
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BitMEXの登録方法や初期設定の方法は下のページで詳しく解説しています。
BitMEX(ビットメックス)登録方法・FX手数料割引キャンペーンも!それでは、BitMEXの使い方を解説していくぞ!
金ネコ
BitMEX(ビットメックス)の使い方
ここからは、BitMEXの基本的な見方と使い方を解説します。
まず、BitMEXのログイン後の画面は次の通り。
- メニュー『取引』でトレード、『アカウント』で入出金します
- 発注(注文メニュー):取引注文をします
- レバレッジ変更(保有ポジション):レバレッジを変更できます。
- 契約の詳細:取引通貨の価格等のデータです。
- 取引通貨の選択メニュー:取引する仮想通貨を変更します
- オーダーブック:現在の取引価格や発注数量です
- チャート:仮想通貨の値動きを詳細に示したチャートです
- 最近の取引:全ての取引の履歴です。
- 取引履歴:自分自身の取引履歴などが確認できます
①のメニューの『アカウント』から入出金ができます。
まずは入出金、そして取引の方法と順に解説していきます。
ビットメックスの入金・出金方法
BitMEXの入金・出金は非常に簡単にできます。
まずは、BitMEXログイン後の画面上のメニューから『アカウント』を選択します。
『ウォレット』のメニューが左に表示されます。
『入金』『出金』をそれぞれ選択します。
BitMEXの入金方法
ウォレットの『入金』をクリックすると、『ビットコイン入金アドレス』が表示されます。
表示のアドレスにビットコインの入金を行いましょう。
BitMEXのレバレッジ取引は、すべてビットコインを証拠金として利用します。
ビットコイン以外の仮想通貨は送金しないようにしましょう。
BitMEXの出金方法
ウォレットの『出金』をクリックすると、『ビットコインの出金』画面に切り替わります。
- 宛先アドレス:出金先のビットコインアドレスを入力します(必ずBTC、XBTのアドレスを入力すること)
- 金額(XBT):出金するビットコインの数量を入力します
- ビットコインネットワーク料金(XBT):ビットコインのトランザクション手数料です。手数料が安すぎると出金に時間がかかるため0.001XBTを推奨します。
- 2 要素トークン:認証アプリの2段階認証コードを入力します
- 確認:宛先など間違いがないか必ず確認しましょう。
- 送信する:すべて確認後、送信するをクリックして出金完了です
以上で出金は完了です。
入金が反映したら早速取引をしてみよう。
ここからはBitMEXの取引方法を説明していくぞ!
金ネコ
発注(注文メニュー)の見方と使い方
BitMEXの取引注文は、この発注メニューに値を入力して売買の注文を行います。
注文方法を選び、発注を行います。
- 指値
- 成行
- ストップ成行
- ストップ指値
- トレイリングストップ
- 利食い(指値)
- 利食い(成行)
指値注文
指値注文とは、購入する通貨の『数量』と『指値(価格)』を入力して注文する方法で、最も一般的な注文方法です。
数量と指値価格を入力して、購入する場合は『買い/ロング』、売却する場合は『売り/ショート』を選択して取引注文をします。
例えば、上図のようにビットコインの取引をする場合、1000ドル分のBTC(※BitMEXの場合はXBT表記)を1XBT=9000ドルで買い、または売りの注文をします。
1000ドルはレバレッジをかけた金額なので、必要な証拠金が『コスト』の部分に表示されます。
必要な証拠金(コスト)は、レバレッジの倍率と数量、指値によって変わります。
レバレッジの変更方法は後ほど解説する。
金ネコ
成行注文
成行注文とは、価格を指定せずに、数量のみを指定して注文する方法です。
注文時の時点の最も有利な価格で売買が成立します。
相場が大きく動いているときは、予想とかけ離れた価格で売買が成立してしまうこともあるので注意が必要です。
ストップ成行注文
ストップ成行は損切りなどで使える注文方法です。
トリガーとなるストップ価格を設定します。
「ストップ価格以上になったら成行で買い」、「指定したストップ価格以下になったら成行で売り」というという条件を付けた注文ができます。
例えば、9500ドルで購入したXBTを9000ドルを下回ったら損切りしたい場合、上の画像のように9000ドルで「売ストップ」注文をします。
逆に8500ドルで売却したXBTが、9000ドルを上回ったら損切りしたい場合、9000ドルで「買ストップ」注文をします。
ストップ指値注文
ストップ指値注文とは、ストップ成行注文と同じく「トリガー価格以上になったら買い」「トリガー価格以下になったら売り」という条件を設定します。
ストップ成行は成行でストップ注文をしますが、ストップ指値は指値でストップ注文をします。
ストップ指値は、指値注文なので指定した価格で損切りできます。
ただし、値動きが激しいときは指定価格で注文が通らないこともありますので注意が必要です。
上図のように、ストップ価格を「9000ドル」、指値を9100ドルに設定して売ストップをした場合、XBTの価格が9000ドルに下がったら「9100ドル」の売り注文が発注されます。
その後、価格が9100ドルに上がれば決済注文が通りますが、もし、価格が上がらず、そのまま下がり続けた場合注文が通りません。
上図のように、ストップ価格を「9000ドル」、指値を8900ドルに設定して買ストップをした場合、XBTの価格が9000ドルに上がったら「8900ドル」の買い注文が発注されます。
その後、価格が8900ドルに下がれば注文が通りますが、もし、価格が下がらず、そのまま上がり続けた場合注文が通りません。
確実に注文を通したい場合は必ず決済されるストップ成行の方がいいね。
金ネコ
トレイリングストップ注文
トレイリングストップ注文とは、ストップ成行を『価格』ではなく『値幅(トレイル値)』で設定する注文方法です。
高値安値に合わせて、ストップ成行のトリガー価格をリアルタイムに修正していきます。
例えば、ビットコインの価格が9000ドルのときにトレイル値を1000ドルで指定しておくと、ビットコインの価格が8000ドルに下がったら成行注文が発注されます。
また、ビットコイン価格が9000から10000ドルに上がった場合、ストップ注文が実行される価格が10000ドルから1000ドル下がった9000ドルに更新されます。
現在価格に合わせてトリガー価格が修正されていくのがトレイリングストップ注文となります。
利食い(指値)注文・利食い(成行)注文
利食い(指値)と利食い(成行)は、ストップ成行とストップ指値の逆で、トリガー価格になったら利確の発注をする注文方法です。
ストップ注文が損切りに対して、利食い注文は、利食い(利確)という違いです。
例えば、8000ドルで買ったXBTを9000ドルになったら成行注文で利食いしたい場合、上図のように、トリガー価格を9000ドルに設定して『利食い買い』注文を発注します。
その後、価格が9000ドルを超えたら注文が通ります。
レバレッジ変更方法と使い方(保有ポジション)
保有ポジションのスライダーを使用してレバレッジを調整することができます。
レバレッジは最大100倍(ビットコインの場合)で、クロスマージンと分離マージンの2通りが設定できます。
クロスマージンと分離マージン
BitMEXのレバレッジは、クロスマージンと分離マージンの2通りから選べます。
クロスマージン(Cross Margin)とは?
クロスマージンは、スライダーを一番左にすると利用できます。
BitMEXでは、デフォルトでクロスマージンの設定になっています。
クロスマージンとは、利用可能なXBTの残高全てを証拠金として使う設定方法です。
クロスマージンは、「スプレッドマージン」とも呼ばれます。
XBT残高の全ての残高を証拠金として使うため、残高がゼロになるまではロスカットされません。
ただし、逆の見方をするとロスカットになった場合、全ての残高を失うことになります。
分離マージン(Isolated Margin)とは?
分離マージンは、スライダーでレバレッジ倍率を最大100倍(XBTの場合)まで調整することができます。
分離マージンとは、自分でレバレッジを決めて証拠金の維持に使用するXBT残高を調整する方法です。
証拠金残高の一部しか使用しないため、ロスカットされるタイミングが早くなりますが、ロスカットされても残高がゼロにはなりません。
最大レバレッジ一覧
BitMEXの仮想通貨FXは、通貨によって最大レバレッジが異なります。
通貨ごとの最大レバレッジは次のようになります。
仮想通貨FX | レバレッジ(最大) |
---|---|
ビットコイン(XBT) | 100倍 |
イーサリアム(ETH) | 50倍 |
リップル(XRP) | 20倍 |
カルダノ(ADA) | 20倍 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 20倍 |
ライトコイン(LTC) | 33.33倍 |
契約の詳細
現在の取引通貨の価格などのデータが表示されます。
24時間の出来高などが確認できます。
取引通貨の選択メニュー
取引を行う仮想通貨を選択します。
- ビットコイン(XBT)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- カルダノ(ADA)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
※2018年5月4日現在
2018年3月30日に、ダッシュ(DASH)、イーサリアム クラシック(ETC)、ネオ(NEO)、モネロ(XMR)、ステラ(XLM)、ジーキャッシュ(ZEC)は上場廃止になりました。
人気のある仮想通貨のみに厳選することで、サーバーを軽くするための措置のようです。
オーダーブック
オーダーブックでは、現在の取引価格や発注数量が一覧で確認できます。
上の赤色が売り注文、下の緑色が買い注文になります。
チャート
ビットコインなどの取引を行う仮想通貨の値動きを詳細に示したチャートです。
マウスで表示の拡大縮小をしたり、インジケーターの利用ができます。
最近の取引
全ての取引の履歴(歩み値)です。
成立した取引の価格、数量、時間がわかります。
ポジション・取引履歴
自分自身の取引履歴、ポジションなどが確認できます。
あとは実際に取引をして使いながら慣れていこう。
レバレッジ取引ができる仮想通貨FXとはいえ、基本的にはビットバンクやザイフなどの取引所と同じ。
仮想通貨のトレード経験があればすぐに使いこなせるはずだ!
金ネコ
BitMEXにスマホアプリはある?
BitMEXには、現在スマホのBitMEX専用アプリはありません。
スマホでは、GoogleクロームやサファリなどのブラウザアプリからBitMEXを使うことができます。
ブラウザアプリからBitMEXの登録や取引ももちろん可能です。
ただし、じっくりとチャートの確認をして取引をするならパソコンの利用をおすすめします。
スマホからは、価格のチェックや緊急な取引注文、損切りなどを外出先から行うときに使いたいですね。
まとめ
今回は、仮想通貨FX(ビットコインFX)で人気の取引所『BitMEX(ビットメックス)』の使い方について解説しました!
追証不要でレバレッジ取引ができること、そして、仮想通貨FXのコイン銘柄が豊富なこと、あとは売り(ショート)ポジションの取引ができるのも仮想通貨FXのメリットですね。
ぜひ、BitMEXを活用して仮想通貨FXにチャレンジしてみましょう!