今回は、最近使っているBitMEXについて、「これは最初に教えてほしかった!」という情報をまとめていきます。
BitMEXの手数料や便利な機能など、知らないとかなり損することもあるのでご注意!
目次
BitMEXの成り行き手数料は高い!
まず、BitMEXの成り行き注文手数料について。
これ、知らずに使っていると後々びっくりするので最初に覚えておきましょう。
BitMEXは、指値注文と成り行き注文で手数料が異なります。
- メイカー手数料(指値注文)・・・-0.025%
- テイカー手数料(成行注文)・・・0.075%
見ての通り、成行注文は、注文が通った時点で0.075%の手数料が発生します。
このBitMEXの成り行き手数料はかなり高めです。
知らずに成行注文でポチポチやってるとそれだけで資金を結構削られるので注意してください!
私も最初のころはポジポジ病で、ポジションを持つたびにお金を減らしてました(^_^;)
逆に、指値注文はマイナス手数料なので、注文が通っただけで手数料がもらえます。
指値注文は結構お得ですね!
その際の手数料は、「10XBT×0.0075%=0.00075XBT」となります。
1XBTが50万円としたら375円、およそ3.5ドルの手数料ですね。
エントリーとイグジットの往復で成行注文で行うと2倍の手数料となるので、7ドルくらいの手数料になります。
売り買いを往復するだけで7ドルのマイナスになるのは地味に痛い!
もちろん、機会損失を避けるためには成行注文も積極的に使うべきですが、手数料が高いということは理解しておきましょう。
私の場合、エントリーは成り行き、利確は成り行きと指値で使い分けたりしてます。
指値が通らないまま4ドル以上動きそうなら成り行き注文したりと臨機応変に使い分けるといいですね!
ただし、指値注文も取引板(オーダーブック)に並ばない価格で注文をした場合は即時執行されるためテイカー手数料が採用されますので注意が必要です。
例えば、現在価格が1BTC=5000ドルだとして5001ドルで買い注文した場合は、現在価格よりも高い買い注文のためオーダーブックに並ばない=テイカー手数料となります。
後ほど紹介する「Post-Only」を使うと誤注文を回避できるのでオススメです。
※BitMEXの手数料の詳細は下記ページで詳しく解説しています。
BitMEXの手数料を徹底解説!取引手数料・資金調達率(スワップ金利)の見方BitMEXの資金調達手数料がプラスだと嬉しい
BitMEXでは、資金調達手数料(スワップ金利)の仕組みがあります。
これは、8時間毎に手数料を「支払う」、または「受け取る」ことのできる手数料ですね。
画像のように、BitMEXの画面にて資金調達率が確認できます。
資金調達率がプラスの場合は、ロングポジションが手数料を支払い、ショートポジションが手数料を受け取ります。
資金調達率がマイナスの場合は、ショートポジションが手数料を支払い、ロングポジションが手数料を受け取ります。
短期売買だとあまり気になりませんが、スイングでポジションを持つ場合は、8時間毎に手数料の支払い、または受取りが行われますので覚えておきましょう。
つまり、手数料を受け取る側のポジションだと、ポジションを持ってるだけで手数料がもらえるということですね!
手数料は変動制ですが、資金調達率に偏りがあると1週間で利益の10%くらいもらえたりもします(*´ω`*)
知人のトレーダーは、1ヶ月のスイングトレードで手数料だけで30万くらいの利益になってました。結構でかい!
資金調達率は、資金調達手数料(スワップ金利)で詳しく説明してます。
Post-Onlyとトリガ時に決済を使い分けよう!
注文時の「Post-Only」と「トリガ時に決済」のチェックボタンは非常に便利なので必ず覚えておいたいですね。
Post-Only
Post-Only(ポストオンリー)にチェックマークが入っている場合、メイカー手数料がもらえる注文のみが通るようになります。
例えば市場価格が1XBT=5000ドルの際に5001ドルで買い注文をすると、注文がすぐに約定されるため、指値注文でも成り行き注文と同じ手数料が必要になります。
しかし、Post-Onlyにチェックを入れておけば、5000ドル以上の価格での指値注文(テイカー手数料がかかる注文)は自動的にキャンセルになります。
そのため、確実にメイカー手数料がもらえる指値注文のみが通るということになります。
確実に注文手数料をもらいたい(手数料を払いたくない)場合は、Post-Onlyにチェックを入れておくと便利です。
私は、基本的にはPost-Onlyにチェックを入れたままBitMEXを使っています。
Post-Onlyは便利なので活用するといいですね!
トリガ時に決済
トリガ時に決済にチェックを入れておくと、ストップ注文や利食い注文を「ポジションを減少させる決済注文のみに制限する」ことができます。
逆にトリガ時に決済にチェックが入っていない場合、逆指値注文としてトリガされたときに新規のポジションを持つこともできます。
トリガ時に決済にチェック有り・・・決済注文のみ
トリガ時に決済にチェック無し・・・逆指値の新規注文も可能
例えば、市場価格が5000ドルとして、4000ドルになったらショートをしたい場合は、トリガ時に決済のチェックを外すことで逆指値注文が可能です。
逆指値ではなく、決済のみの注文をしたい場合は、トリガ時に決済にチェックを入れておくことで、新規のポジションを持つことなく、ポジションの決済注文をすることができます。
そのため、BitMEX初心者の方などは、基本的には「トリガ時に決済」にチェックを入れて使うことをおすすめします。
BitMEXサーバーが重く注文が通らない時も「決済ボタン」は優先される
ビットコインの急落時、急騰時はなどは注文が殺到するため、サーバーが重くなり「新規注文が拒否される」ことがあります。
しかし、BitMEXでは投資家保護のために、混雑時でも「ポジションテーブルの決済ボタン」での成り行き、または指値でのポジションクローズは拒否の対象とならないようになっています。
思わぬ急騰急落があり、今すぐ決済したい時は、ポジションテーブルにある上の画像の決済ボタンを使うようにしましょう。
参考:BitMEX公式ブログ | システム過剰負荷に対する規約更新
BitMEXのレバレッジはクロスで枚数を抑えるのがオススメ
BitMEXは最大100倍までのレバレッジ取引ができますが、いきなり100倍のフルレバでエントリーしても強制ロスカットされるだけです。
最初のうちは、2、3倍程度でやる方も多いと思います。
ただ、低レバレッジで取引する場合でも、設定は「クロス」のまま使うのがおすすめです!
レバレッジを3倍などにしておくと、追加でポジションを持ちたい時に持てなかったり、ロスカットラインが低めになったりします。
そのため、レバレッジはクロスのままで、枚数を少なくしてレバレッジ管理するのがおすすめです。
まとめ
今回は、BitMEXを使うにあたって最初に覚えてほしいことをまとめました!
・BitMEXの成り行き手数料は高い!
・資金調達手数料がプラスだとGood!
・Post-Onlyとトリガ時に決済を使い分ける
・サーバーが重く注文が通らない時も「決済ボタン」は優先される
・レバレッジはクロスで枚数を抑えるのがオススメ
BitMEXを使う上で結構大事なことだと思うので覚えとくといいですよ~!
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