MetaMask(メタマスク)では、イーサリアム以外にもイーサリアム系トークン(ERC20準拠トークン)を管理することが可能です。
このページでは、MetaMask(メタマスク)でのトークン追加方法と送金(出金)方法、受け取り(入金)方法について解説していきます。
なお、MetaMaskはトークンの受け取りはできますが、MetaMask上で送金を行うことができません。
そのため、MyEtherWalletなどを使う必要がありますので、その方法についても解説しています。
目次
MetaMaskへのトークン追加方法
まずは、MetaMaskへのトークン追加方法を解説していきます。
MetaMaskを開き『TOKENS』のタブから『ADD TOKEN』をクリックします。
続いてトークン情報『Token Contract Address(トークン契約アドレス)』『Token Symbol(トークンシンボル)』『Decimals of Precision(ケタ数)』を調べて入力していきます。
トークン情報は、Etherscan(イーサスキャン)https://etherscan.io/というサイトで調べられます。
Etherscan https://etherscan.io/を開きましょう。
Etherscanでトークン情報を確認する
Etherscan(イーサスキャン)を開いたら、画面右上の検索窓に追加したいトークンを入力していきます。
検索窓に「トークン名」や「トークン名の一部」を入力すると、該当するトークンが表示されますのでクリックします。
該当トークンの情報が表示されます。
トークン情報の中で、MetaMaskへのトークン追加に必要なデータは次の3つです。
- Token Symbol(トークンシンボル)
- Token Contract Address(トークン契約アドレス)
- Decimals(ケタ数)
これらのトークン情報をMetaMaskに入力していきます。
MetaMaskでトークン情報を入力する
『Token Contract Address(トークン契約アドレス)』『Token Symbol(トークンシンボル)』『Decimals of Precision(ケタ数)』をEtherscanの情報を確認しながら入力しましょう。
3つの情報を入力したら『Add』をクリックします。
以上でMetaMaskに追加したトークンが表示されます。
ウォレット内のトークン残高も確認することができます。
MetaMaskでのトークン送金(出金)方法
まず、MetaMaskではイーサリアムの送金しか対応していないため、トークンの送金をすることができません。
そのため、MetaMask上のトークンを送金する場合は、MetaMaskの秘密鍵を持ち出し、別のMyetherwalletなどで表示させることでトークンを送金することができます。
MetaMaskの秘密鍵の確認方法
まずは、MetaMaskを作成した際に保管した秘密鍵を用意しましょう。
再度確認する場合は、次の方法で表示できます。
まず、『・・・』をクリックして、『Export Private Key』を選択します。
MetaMaskのパスワード入力画面になりますので、メタマスクのパスワードを入力します。
画像の赤枠の部分にウォレットの秘密鍵が表示されます。
こちらの秘密鍵をコピーしておきましょう。
秘密鍵でMyetherwalletを開き送金する
あとは、MetaMaskの秘密鍵を使って、Myetherwalletなどのイーサリアム系ウォレットにログインし、送金を行うことができます。
Myetherwalletの場合は、『Ether/トークンの送出』から、先程の『秘密鍵』を入力してログインをし、送金を行います。
送金方法は、通常のMyetherwalletの送金方法と同じです。
詳しい送金手順は下のページでまとめています。

MetaMaskでのトークン受け取り(入金)方法
MetaMaskでトークンを受け取る(入金する)場合は、MetaMask共通のアドレスにトークンを送金することで入金できます。
イーサリアムの入金と同様、『・・・』をクリックし『Show QR Code』、『Copy Address to clipdoard』で表示されるアドレスにトークンを入金しましょう。
イーサリアムを入金するときと同じアドレス宛に送金すればOKなので扱いやすいですね。
まとめ
このページでは、MetaMask(メタマスク)でのトークン追加方法や送金(出金)方法、受け取り(入金)方法について解説しました。
MetaMaskは、イーサリアムやイーサリアム系トークン(ERC20準拠トークン)を管理することが可能ですが、トークンの送金はMyEtherWalletなどを使う必要があります。
MetaMaskやMyEtherWalletは、イーサリアムを保管する際によく使うウォレットになるはずです。
慣れれば直感的にできるようになると思いますが、送金間違いなどを防ぐため最初のうちは当ページを活用して順に進めることをオススメします。
MetaMaskの活用方法は、下のページにもまとめていますので必要に応じてご覧ください。

