MetaMask(メタマスク)とは、セキュリティレベルが高いことで知られるイーサリアムウォレットの一つです。
イーサリアムやイーサリアムクラシック、イーサリアムの技術が使われているイーサリアム系トークン(ERC20準拠トークン)であれば追加して使うことができます。
ICOの参加でMetaMaskが送金元として指定されていたり、イーサリアム系ウォレットで有名なMyEtherWalletと連携して使用する人が多いのもMetaMaskの特徴ですね。
このページでは、MetaMaskのアカウント作成方法や基本的な使い方、送金(出金)方法、受け取り(入金)方法について、初めてMetaMaskを使う方が分かりやすいように詳しく解説していきます。
また、MetaMaskを使用しているパソコンを変更した場合などのMetaMaskアカウントの復元方法も紹介しておきます。
なお、MetaMaskとMyEtherWalletの連携方法、MetaMaskのトークン追加方法も下のページで詳しく解説していますので、必要に応じて確認してください。
MetaMask(メタマスク)とMyEtherWalletの連携と使い方(入出金)方法まとめ! MetaMask(メタマスク)のトークン追加方法&トークンの入出金について解説!目次
MetaMask(メタマスク)ウォレットの作成方法
MetaMaskは、ブラウザで作成するウォレットになります。
利用できるブラウザはChrome、Firefox、Operaの3つです。
そのため、これら以外のブラウザを利用している場合はChrome、Firefox、Operaのどれかを利用しましょう。
ここでは、最も利用されているChromeで説明しますが、どのブラウザでも基本的なやり方は同じです。
それでは、まずは、MetaMaskのChromeプラグインをダウンロードします。
MetaMaskの公式サイト(https://metamask.io/)を開きましょう。
上図の赤枠の部分のどちらかをクリックするとMetaMaskのGoogle ウェブストアが開きます。
『+ CHROMEに追加』をクリックしてMetaMaskを追加しましょう。
『「MetaMask」を追加しますか?』と表示が出てきます。
『拡張機能を追加』をクリックすればMetaMaskの追加が完了します。
MetaMaskのChrome追加後、Chromeの右上の拡張機能の箇所に、『MetaMaskのアイコン』が表示されます。
続いて、『MetaMaskのアイコン』をクリックしてMetaMaskの設定を行います。
MetaMaskの説明文を確認し『Accept』をクリックします。
続いて規約が表示されますので内容を確認し、下までスクロールして『Accept』をクリックします。
次に、MetaMaskのパスワード設定画面が表示されますので、設定するパスワードを入力し、『CREATE』をクリックします。
英数字と記号を含めた不規則なパスワードにしておきましょう。
パスワード生成ツールなどで作成することをおすすめします。
SEED WORDSが表示されますので、こちらをコピー、まはたは『SAVE SEED WORDS AS FILE』で保存します。
SEED WORDSは万が一の際に、ウォレットの復元に必要な情報になります。
紛失したり第三者に漏れないように大切に保管しましょう。
SEED WORDSの保管ができたら、『I’VE COPIED IT SOMEWHERE SAFE』をクリックするとMetaMaskのウォレット作成が完了します。
なお、MetaMaskのアカウント名は自由に変更が可能です。
上図の赤枠のあたりにカーソルを持ってくると『edit』が出てくるのでクリックしてアカウント名を変更できます。
MetaMaskで複数のウォレットを作成する場合などは、アカウント名をわかりやすい名前に変更しておくことをオススメします。
MetaMaskへの入金方法(イーサリアム&トークン)
続いて、MetaMaskに入金していきましょう。
MetaMaskは、イーサリアム系ウォレットなので、イーサリアムやイーサリアム系トークン(ERC20準拠トークン)をすべて同じアドレスで入金できます。
今回はイーサリアムを例に入金方法を解説しますが、トークンを入金する場合も同様の方法で入金できます。
まず、入金するウォレットのアカウント名のとなりにある『・・・』をクリックします。
すると『Show QR Code』、『Copy Address to clipdoard』が表示されます。
『Show QR Code』でアドレスのQRコードが表示されます。
『Copy Address to clipdoard』でクリップボードにアドレスをコピーできます。
あとは、アドレス宛に送金すれば、MetaMaskのアドレスに入金できます。
入金が完了すると、MetaMask上に反映されます。
以上で入金手続きは完了です。
MetaMaskの送金(出金)方法
続いて、MetaMaskで作成したウォレットから他のウォレットや取引所に送金(出金)する方法を順に解説していきます。
今回も入金同様にイーサリアムを例に送金方法を解説しますが、トークンの送金も同様の方法で送金が可能です。
まず、MetaMaskの送金元アカウントから『SEND』をクリックします。
『送金先アドレス』と『送金する金額』を入力します。
この際、送金先アドレスに間違いがないか必ず確認しましょう。
送金先アドレスは、間違えてしまうと二度と取り戻すことができません。
送り先のアドレスを今一度確認し、間違いがなければ『NEXT』のボタンをクリックします。
次に、イーサリアムの送金手数料である『Gas limit(ガスリミット)と『Gas Price(ガス価格)』をそれぞれ設定します。
ガスリミット(手数料)はデフォルトのままでも大丈夫ですが、もしデフォルトで送金した際に、送金エラーになるならガスリミットを上げましょう。
デフォルトの2倍~3倍のガスリミットを設定すれば、送金がスムーズです。
ガスリミットについては、MyEtherWallet(MEW)の送金と入金(受取)方法のガスリミットでも解説しています。
ガスの設定を行ったら、『SUBMIT』をクリックすれば送金手続きが完了になります。
送金を行ったら、送金がちゃんとできたかどうか確認しましょう。
送金履歴は、『SENT』の欄から履歴をクリックすることで確認することができます。
Etherscanの送金履歴の詳細画面が開きます。
こちらで、『Success』、『緑色のチェックマーク』が表示されていれば送金ができています。
送金エラーの場合は、赤色の注意マークがつきます。
その際は、ガスリミットを上げて再度送金しましょう。
以上で、MetaMaskからの送金は完了となります。
MetaMaskのバックアップをSEED WORDSで復元する方法
MetaMaskの復元には、12個の英単語からなるSEED WORDSが必要です。
このSEED WORDSがMetaMaskのバックアップになりますので必ず安全なところで保管しておきましょう。
パソコンを買い換えたときや、Google拡張機能のMetaMaskを消去してしてしまった時などは、SEED WORDSを使ってMetaMaskを復元します。
復元する場合、まずは上述を参考にMetaMaskのChrome拡張機能をインストールします。
『Restore from seed phrase』をクリックします。
『Wallet Seed』の箇所に、SEED WORDSを入力します。
パスワードは再度設定が必要です。新しいパスワードを設定して入力しましょう。
すべて入力したら『OK』をクリックします。
無事復元できると、MetaMaskのウォレット情報が表示されます。
まとめ
今回は、MetaMask(メタマスク)のウォレット作成方法や送金入金などの使い方を中心に解説していきました。
MetaMaskは、セキュリティレベルが高いイーサリアムウォレットなので、イーサリアムを保管する際はぜひ活用してみてください。
なお、MetaMaskはMyEtherWalletと連携したり、イーサリアム系トークンを追加したりすることもできます。
MyEtherWalletとの連携方法は下のページで解説しています。
MetaMask(メタマスク)とMyEtherWalletの連携と使い方(入出金)方法まとめ!MetaMaskと連携することで、MyEtherWalletをより安全に使うことができますので、MyEtherWalletを利用している人はぜひ活用しましょう。
MetaMaskへのトークン追加方法は、下のページで解説しています。
MetaMask(メタマスク)のトークン追加方法&トークンの入出金について解説!ICO参加やエアドロップなどでトークンをお持ちの人は、トークンの追加も合わせて行っておきましょう。