このページでは、MyEtherWallet(マイイーサーウォレット)からの送金方法とMyEtherWalletへの入金(受け取り)方法を詳しく解説していきます。
MyEtherWalletから取引所にイーサリアム(ETH)やトークンを送金する場合や、ICO参加でMyEtherWalletからイーサリアムを送金する場合などは、このページの手順で送金することができます。
また、MyEtherWalletへイーサリアムやトークンを入金(受け取り)する方法についても手順ごとに説明していきます。
はじめてMyEtherWalletを使う人が分かりやすいように図解で解説していますのでブックマークしておいて教科書としてお使いください!
作成方法は下のページで詳しく解説しています。
MyEtherWallet(MEW)作成(登録)方法!ログイン・日本語化・アドレス残高確認方法MyEtherWalletのトークン追加方法は下のページが参考になります。
MyEtherWalletカスタムトークンERC20の追加と通貨確認・送金入金(受取)方法目次
MyEtherWalletの残高確認方法
MyEtherWalletで送金したいETH/トークンの残高を見たい場合は『お財布情報の確認』にログインすることで確認できます。
『Keystoreファイル』、『秘密鍵』などを使って解錠しましょう。
『アカウント残高』にイーサリアムの残高が表示されます。
トークンの残高は、『トランザクション履歴』の『Tokens(Ethplorer.io)』をクリックすると確認できます。
MyEtherWalletからのETH/トークンの送金方法
それではMyEtherWalletでの送金方法を解説していきます。
イーサリアム(ETH)、イーサリアム系トークン(ERC20準拠トークン)、どちらも同じ方法で送金できます。
まずは、『Ether/トークンの送出』を選択し、『Keystoreファイル』、『秘密鍵』などで解錠します。
- 送出先アドレス
- 送金する通貨/トークンの選択
- 送出数量
- ガスリミット
順に入力していきましょう。
送出先アドレス
送金先のアドレスを入力します。
送金する通貨/トークンの選択
『 ETH ▼ 』をクリックするとウォレット内の通貨、またはトークンが表示されます。
送金する通貨/トークンを選びましょう。
送出数量
送出数量を入力します。
『残高をすべて送金する』をチェックすると残高がすべて入力できます。
ガスリミット
デフォルトで自動調整されたガスリミットが表示されています。
ガスリミットとは、イーサリアムやイーサリアム系トークンを送るための手数料(燃料)のことです。
ガスリミットが低いと送金が失敗することがありますので、自動調整された値の2倍~3倍の設定がおすすめです。
※筆者はイーサリアムの送金は、50000前後で設定することが多いです。
トランザクションを生成
送出先アドレス、通貨の選択、送出数量、ガスリミットのすべての設定ができたら、『トランザクションを生成』ボタンをクリックしましょう。
なお、送出前に、今一度、アドレスや数量に間違いがないか確認しましょう。
アドレスを間違えた場合、仮想通貨を紛失する場合がありますので注意が必要です。
トランザクションの送出
トランザクションが生成されたら、『トランザクションの送出』ボタンをクリックしましょう。
ガスリミットの価格と送金失敗・成功の確認
トランザクションの送出をクリック後、ガスリミットが低い場合、送金が失敗することがあります。
『トランザクションの送出』ボタンの下に上図のような赤色の帯が表示された場合、送金ができていません。
送金失敗の原因はガスリミットが低すぎることがなので、ガスリミットを高めに再設定しましょう。
自動調整された値の2倍~3倍にすれば、送金が成功しやすくなります。
送金がうまくできた場合、上図の緑色の帯が画面下に表示されます。
『Verify Transaction』をクリックすると、送金のトランザクションが確認できます。
『Success』、『緑色のチェックマーク』が表示されていれば送金完了です。
逆に、送金失敗の場合は『赤色の注意マーク』が表示されます。
その場合は、ガスリミットを高めに設定して再度送金をしてみましょう。
MyEtherWalletへのETH/トークンの入金(受け取り)方法
ここからは、MyEtherWalletでのイーサリアム(ETH)やイーサリアム系トークンの受け取り(入金)方法を解説していきます。
と言っても、MyEtherWalletでの入金方法は、取引所などと同様に自分のMyEtherWalletアドレスに送金するだけで完了します。
また、MyEtherWalletは複数作成することができますので、新たに受け取り用のMyEtherWalletのアドレスを作成して、作成したアドレスに送金する(してもらう)こともできます。
新規のMyEtherWallet作成方法は下のページで解説しています。
MyEtherWallet(MEW)作成(登録)方法!ログイン・日本語化・アドレス残高確認方法すでに作成済みのMyEtherWalletアドレスに入金する場合は、これから説明する方法でアドレスを確認して既存のアドレスに入金していきましょう。
MyEtherWalletアドレスの確認方法
MyEtherWalletアドレスは、『お財布情報の確認』で確認できます。
『Keystoreファイル』、『秘密鍵』などを使って解錠しましょう。
上図の赤枠の部分が自分のアドレスになります。
QRコードも利用できます。
このMyEtherWalletアドレスで、イーサリアム(ETH)やイーサリアムクラシック、イーサリアム系トークンなど、MyEtherWalletに対応するすべての通貨とトークンを受け取ることができます。
送り元のアドレスからMyEtherWalletへ送金する
あとは、送り元のアドレスから通貨を送金するだけです。
例えば、ビットフライヤーの場合なら、上図のようにイーサリアムの送付からMyEtherWalletのアドレスを追加して、数量を入力して送付すれば完了です。
ICOでMyEtherWalletの登録が必要な場合
なお、ICO参加などで事前にMyEtherWalletの登録が必要な場合は、上図のMyEtherWalletアドレスを登録しておけばOKです。
まとめ
今回は、MyEtherWallet(マイイーサーウォレット)からの送金方法とMyEtherWalletへの入金(受け取り)方法を詳しく解説しました。
MyEtherWalletは、イーサリアムやトークンの保管はもちろん、ICO参加などで利用する機会が多いです。
取引所と違って、秘密鍵の使用など少々小難しいところもありますので、その都度このページを読みながら送金、入金をしていただければ幸いです!
ぜひ、ブックマークしておいて教科書としてお使いください!
なお、ICOのトークンなどをMyEtherWalletで保管する人は、MyEtherWalletでトークンの追加をしておくと便利です。
トークン追加方法は下のページで詳しく解説しています。
MyEtherWalletのアドレスは一つだけでなく、一人で複数アドレスを持つこともできます。
例えば、ICO参加やイーサリアムの保管、ブロガーであれば投げ銭の受取用アドレスなど用途に合わせてアドレスを使い分けることもできます。
複数アドレスを作成する場合は下のページを参考にしてみてください。